Fulcrum Racing 3 C17 レーゼロやめてレーシング3 購入検討編

最近気になるのは練習量が増やせないこと。時間があっても疲れてライドを切り上げて帰ってきてしまうこともあります。数年前は月2000km以上走れたのが、今は月1000kmちょっとがやっと。以前より強度が上がっていたり年齢的なこともあるかとは思いますが、もう少しトレーニング量を増やせないかと機材面を見直してみることにしました。

まず思い付くのはホイール。普段用としてRacing ZEROのC15 CULTを1万km以上使ってきたのですが、Speed 40Cと比べると疲れやすいです。カーボンの乗り心地の良さとかもあるけど、一番大きいのはレーゼロのかかりが良すぎる極太アルミスポーク。細い一般的なスチールスポークのホイールの方が脚に優しいです。かと言って毎週のように輪行するしAC3ブレーキ面の削れも気になるので、Speed 40Cを普段用として使う気にはなれません。レーシングゼロは唯一無二のホイールでとても気に入っているのですが、ロードバイクに乗る目的がロードレースになってきた今、本番用のSpeed 40Cと乗り味が違い過ぎるのも気になります。そこで疲れにくい普段のトレーニング用ホイールを探してみることにしました。

候補としてまず挙がったのはフルクラムのWIND 40C。1555gとSpeed 40Cの1420gよりは重いですが、トレーニング用としては十分。大体1600g前後以下の重量であればレーニング用として問題ないことが経験上分かっています。しかしカーボンホイールでガンガン輪行するのもと思い、扱いやすいアルミホイールに目を向けてみます。シャマルウルトラ・・・2:1のレーゼロと比較すればG3組は疲れにくいだろうけど、レーゼロと同じく疲れやすいアルミスポークというのが気にかかります。疲れにくいスチールスポークだと気になるのはゾンダ、レーシング3、キシリウムSL、Vision Trimax30KBあたり。キシリウムSLはリムハイトが低く平坦つまらなそうで除外、VisionのTrimax 30KBはチューブレスレディのホイールをクリンチャー運用するとタイヤの付け外しに苦戦する可能性もあるのと、結局カンパ・フルクラムの信頼感でゾンダかレーシング3のどちらかにすることにしました。今まで色々なホイールを履いたり手組みしてみたりして思ったのは、カンパ・フルクラムのホイールは数字に表れない良さがあり、スペックが同程度であればカンパ・フルクラムから選びたくなってしまいます。

恐らくゾンダはG3組ですから2:1組のレーシング3に比べて剛性は劣ります。しかしプロが練習で使用しているぐらいですからトレーニング用として剛性に問題はないでしょう。ブルべで三船さんが敢えて使っていたり、ロングライドやPBP用としても使えそうです。疲労度を減らすという意味ではレーシング3より良いかもしれません。

随分迷ったのですが、選んだのはレーシング3。本番用のSpeed 40Cと組み方が同じ2:1で感覚が揃うというのがまず一つ。あとは設計がゾンダや最新のレーシングゼロC17よりも新しくリムのR2切削がカッコよかったのと、リムの素材がレーゼロと同じ6082-T6というのにも惹かれました。まあなんだかんだで単純にフルクラムが好きだからですかね。レーゼロはやめるけど好きだし、Speed 40Cも値段に負けない素晴らしいホイール。もうここまで来たらフルクラムで揃えてしまうかって感じです。