Oakley EVZero Blades Matte Black~Clear-black Photochromic インプレッション

初めてのロードバイク用のサングラスはTiffosiのPodium XCでした。実売5000円以下で安い、フレームレス(リムレス)で視界を遮るものが無く広そう、アジアンフィットのモデルがあるといったところが購入理由。軽くてかけ心地も良く気に入ってしまってライトナイトフォトテック(調光レンズ)のモデルを買い足して使っていました。

しかし乗る距離が長くなるにつれ、ライド後に決まって目が物凄くショボショボして充血するのが気になり始めました。ブルべでPodium XCを使用している人を見たこともあるので骨格の問題だとは思いますが、自分の場合は200km超えるロングライドになると目がかなり痛くなります。Podium XCはレンズがロードバイク用としては細めなので、もう少し広範囲を覆ってくれるレンズが大きいサングラスを探してみることに。

条件としてはフレームレス(リムレス)で、色のついていないクリアに近い調光レンズ。フレームレスは視界が広く、色のついていない調光レンズは昼間でも夜でも見やすいです。フレームレスで探すとオークリーのEVZeroシリーズのPath/Blades/Range、Giant純正のAPUS FRAMELESS、シマノのS-PHYRE R、SMITHのREVERB、ekoiのPremium 80/90、Koo(Kask)のSupernova、TiffosiのRail、dhbのUpsilonあたり。変わり種としては鼻パッド無しのAir Fly AF-301。しかしロードバイク用のサングラスは昼間だけ走る前提なのか色が付いているものが多く、調光の色無しでなるべくクリアに近いレンズのものとなると作っているメーカーは少ないです。オークリーかGiantかS-PHYRE(シマノ)に絞られてしまいました。

調光レンズの光線透過率を比べてみるとオークリーは23~69%、Giantは17~77%、S-PHYREは13~62%。暗い時は明るく、明るい時は暗くなる方が良いのでレンズだけで選べばGiant、値段も安い。しかしレンズの大きさならオークリー。買い替えの一番の理由は広いレンズにしたいということなのでオークリーのEVZero Bladesにしました。一度は使ってみたいメーカーなのと、海外通販であればそこまで高くはないというのもあります。Surfdomeで1.5万ぐらいでした。

無事届いたのですが、ノーズパッドの付属は本体に付いている一つだけ。事前に調べたところ、アジアンフィットのラージサイズとグローバルフィットのスモールサイズの両方ついてくるという情報が多かったのですが、スモールサイズの一つだけでした。かけてみるとちょっとレンズが近いです。頬骨やまつ毛が気になります。ラージサイズを別途購入して付けてみると、頬骨やまつ毛には当たらなくなりました。とは言ってもTifosiに比べると近めです。店頭で試着してからの方が無難かもしれませんね。

TiffosiのPodium XCとの比較。レンズはEV Zero Bladesの方が広いです。

オークリーの方がやや攻めてる? レンズのフレーム取付部~イヤーソック。

装着しての実走インプレ。Prizmレンズはまあ普通かなという感じ。ライド後に目がショボショボするのは完全に解消とはいかないものの、かなり改善されました。恐らく風に関してはレンズが広くなったことで殆ど遮れていると思います。まだショボショボする理由として風が入って乾く他に、目に汗が入るというのもありそうです。ライド中はとめどなく目に塩水が注入されているような状態になるので、何か汗止めのようなものを装着するとよさそうです。HALOのヘッドバンドか、ヘルメットがOGK KABUTOのFLAIRなのでウルトラスウェットパッドを試してみようかと思います。