Fulcrum Speed 40C 購入検討編

ツール・ド・おきなわ140kmに初参加した後に強く思ったこと。またこういうロードレースに出たい!・・・直後に椎間板ヘルニアになってロードバイク長期休止になってしまったのですが、復活したらやっぱりロードレース熱が再燃してきてしまって。沖縄と同じような長距離ロードレースのニセコクラシックにも出たいと思うようになりました。色々調べているとニセコUCI公認市民レースで、どうやらホイールもUCI approvedのものでないとダメらしいんですね。走行前に車検はないので、「オイ、そこの中華カーボンホイール!ルール違反で出走禁止や!」とスタート前に呼び止められることはないでしょうけど、ルールはルールなので守ることにしました。

ニセコクラシックのコースは距離150km・獲得標高2600mということで、リムハイト40mm前後のUCI approvedなカーボンホイールを選ぶことにしました。以前レース用に中華カーボンのICANカーボンチューブラーホイールを買った時に思ったのですが、レースの時だけにしか使わないホイールって何か勿体ないんですよね。どうせなら普段も使えるものがいい。となるとタイヤはクリンチャー。クリンチャー用のホイールから探します。

ここで一つ問題があり、機材はリムブレーキなんですよね。本番の天気はもちろん晴れとは限りません。雨でも止まりやすそうなリムブレーキとなると、リム面にAC3加工がしてあるカンパニョーロのBORA WTO・BORA ONE・BORA UltraかフルクラムのSpeed 40C・Wind 40C、リム面にiTgMAX加工がしてあるMAVICのCOSMIC SLR40、忘れちゃいけないリム面がアルミのデュラエース C40クリンチャー(WH-R9100-C40-CL)に候補は自動的に絞られてしまいました。

最初は設計が新しいBORA WTOに惹かれたのですが、どうもBORA WTOはクリンチャー運用がしにくいようです。クリンチャー運用時、タイヤを外す時(嵌めるではない)にビードがメチャクチャ外れにくいようで、整備馴れしてるベテランでもそんな感じのようです。普段使いして出先のパンク時にサクっとチューブ変えられないのもなあってことでBORA WTOは候補から外れ。MAVICは信頼性や作りの良さは文句ないけど、キシリウムプロSLを使ってた時にハブの回転がそんなによくなかったこともあって除外。COSMIC SLR40はカタログで1390gですがマヴィック重量なので恐らくSpeed 40Cの1420gと差はないでしょうし。デュラエースC40はリム面がアルミというのは良いのですが、ちょっとリムが細いかなと。1508gという重さも気になりました。

最終的にBORA ONEとSpeed 40Cが候補に残りました。この二つは甲乙付け難く随分迷ったのですが、決め手はフルクラムが好きだというところ。レーゼロCULTのC15の乗り味は本当に気に入ってて、スポークはG3組よりも2:1がいいなと。あとはリムハイト。中華カーボンの38mmが割とちょうどよくて、それに近い40mmというところに惹かれました。BORA ONEは35mmだと低いし、50mmだと高いんですよね。リムプロファイルが最新のBORA WTOみたいなU字ではなくV字風味だったりC19じゃなくてC17(内幅17mm/外幅24.5mm)だったり若干の設計の古さは否めませんが、普段の使い勝手=タイヤ交換のしやすさを考えるとクリンチャー専用のC17がいいかなと。話は少しそれますがアルミでもカーボンでもC19だと2WAY FITで、クリンチャー専用はC17までしか各社ありません。でもクリンチャーしか使わないならクリンチャー専用リムってタイヤ嵌めやすくて良い選択だと思います。

というわけで、Fulcrum Speed 40Cに決定。海外通販を利用、Starbikeで21万ぐらいでした。インプレ編に続く。