デュラエースも壊れる ST-R9100 右デュアルコントロールレバー(STI)が壊れた

走行2万kmぐらいで9100デュラの右STIが壊れました。まずシフトアップ(ギアを重くする)方向で何回かに一回は空振りするという症状が出始めました。中のグリスが固まってる時にも出る症状なので、中のグリスをパーツクリーナーで飛ばしてラスペネを注油してみましたが治ったり再発したりの繰り返し。そのうちシフトアップもダウンもできなくなりました。シフトケーブルを外してレバー単体でも動かないので完全にご臨終のようです。購入して3年半ちょっと、うち2年半休養してたので実質1年ちょい。もう少し早く壊れてくれたらデュラの保証期間の3年以内だったのですが、保証期間も切れている。

仕方ないので右STIだけ買おうとすると、コロナによるサプライチェーンの乱れなのか半導体不足なのか欠品。トレーニングもできないので仕方なく一時的にアルテか105でも入れるかと思ったのですが、よくよく考えてみるとシマノはassyではなく部品単体での販売もありました。探してみると在庫もあります。壊れ方からすると歯車が動かないので歯車の付いているレバー部だけ交換すれば良さそうです。STI全てだと在庫があっても2.5万円かかりますが、部品注文なら部品7000円と工具1000円で済みそうな感じ。不思議なのは部品単体では全パーツあるのにassyでは欠品。assyでもバックオーダー抱えてるだろうから部品をassyにして出荷すればなんて思いましたが、ともかくレバーだけ注文してみます。

部品番号と部品名は「Y0BF98040 ST-R9100 ブラケットクミ 右」、取り付け&取り外し工具は「Y6RT68000 Eリング 取り外し工具A」です。

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届いたパッケージにはY0BF98050?まあでも9100デュラの右STI部品で間違いないようです。

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グリスは充填済。組むだけですね。eリングは発注し忘れて再利用してしまいましたが特に不具合はないようです。公式には再利用不可なので、何度も付け外しして再利用はやめた方がよさそうです。一度ぐらいならセーフ?eリングの付け外しにちょっと苦戦しますがまあなんとかなりました。

デュラは壊れないなんて言いますが、普通に壊れました。ちなみに歯車を含むレバーの値段はデュラとアルテで実売最安比較で1000円程度しか差はないんですよね。レバーのホルダー、ブラケットユニットの値段が全然違います。ブラケットユニットの価格の違いがassyの価格の違いという感じ。ということは恐らく歯車はデュラもアルテも大差なく、機械式STIのR9100・R8000の場合はデュラだから壊れないとかそういうことも無いんじゃないかと思いました。レバーの値段は大差なくブラケットユニットの値段が違うということは、440g→365gの75gの軽量化がデュラエースSTIの値段ということじゃないですかね。壊れにくさは関係なさそうです。