ストレートプルハブ・スポークで手組みホイール パーツ選定編

一時中断していたロードバイクですが体調が回復したようなので再開することにしました。以前の調子に戻るまでは貴重なC15レーゼロCULTを消費するのは勿体ないので練習用ホイールを選定することに。リアはALX473でいいとして、フロントをどうするか。ALX473のフロントはリム打ちしてしまい、ペンチで曲げて補修しようかとチャレンジしたら失敗してしまってお亡くなりになってしまいました。

105グレードのシマノWH-RS300は9000円と安いしストレートプルだしいいかなと思いましたが重量770gはひっかかる。かと言ってC17レーゼロやらシャマルウルトラやらデュラは練習用のノリで買う気にはなれない。ZONDAは失礼ながらツマラナイ。

とここで急浮上したのが手組みホイール。軽さだけなら最高級クラスよりも軽い600g以下にもできそうだし、フロントのみなら1万ぐらいでできそう。しかもアルミリム+鉄スポークってブルべなどロングライド向けにも疲れにくくて良さそうなんですよね。練習用どころか本番用にもなるかもしれない。あとツールド沖縄やら一人モテ耐7時間で使ったICAN中華カーボンがノバテックハブ+SAPIM CX-RAYのストレートプルスポークで好印象で、これのアルミバージョン作れば良さそうだと思いました。

早速パーツ選定。

・リム

メーカー 型番 リム高 リム内幅 重量
TNI AL22 22 13.3 393g
DT SWISS RR411 21 18 435g
TNI AL22W 22 19 445g
DT SWISS R460 23 18 460g
カニ AL24-F 23.5 18 435g
TNI AL27 27 14 460g
EASTON R90 SL 27 19.5 455g
TNI AL300 30 13.6 460g
TNI AL31W 31 19 490g
DT SWISS RR511 32 18 530g

DT SWISSのR411・R511、メカニコのAL24-F、EASTONのR90 SLは溶接ジョイント、その他はピンジョイントかスリーブジョイントです。溶接ジョイントの良さはブレーキ面の段差がなく精度がよく軽く重量バランスが良いところ。悪いところは高いことで5000円以下だとほぼ溶接ジョイントではないですね。ミドルクラス以上の市販ホイールは大抵溶接ジョイント。

練習用+ブルべにも使えればということでワイドリムでリムハイトは低め、初めての手組みということでスリーブジョイントですがお安いTNI AL22Wに決定。

 

・ハブ
好印象だったICANの中華カーボンチューブラーはNovatecのas511sb、アルミ製で77g。調べるとAS61CBというカーボン製で72gのもあるようです。大した価格差ではないので少し軽いAS61CBでいくことに。

 

・スポーク

メーカー 型番 幅(太) 幅(細) 重量
SAPIM CX-RAY 2.2 0.9 4.25g
Pillar PSR X-TRA 1420 2,0 0.95 4.3g
Pillar PSR X-TRA 1422 2.2 0.95 4.7g
Pillar Wing 20 2.0 1.2 4.3g
Pillar Wing 21 2.1 1.3 4.7g

スポークは一発で長さが決まらないかもと思ったのでCX-RAYと同等という噂で一本200円弱とお安いPillarに。最初はPSR X-TRA 1420にしようかと思ったのですが、楕円断面のWING20に決定。結果を先に書いてしまうとスポーク長は自動計算サイトで出た290mmを頼むもチョイ長い。キンキンに張ってやろうとニップル締めてたら首付近をグニャっとやってしまい、今度こそジャストだと287mmを頼みますがまだ少し長かった。恐らくジャストは285mmか286mm。少し重くなるけどX-TRAなら2.0mm幅の1420より2.2mm幅の1422、WING20よりWING21の方がグニャっとならずにキンキンに張りやすいかもしれません。剛性はWING20でも十分と感じたので、WING20で程々に張るのがベスト?

 

ニップル
ALX473調整中にアルミニップル破壊してしまったことがあったのですが、ポロっという感じでアルミニップルが経年劣化するというのは本当でした。練習+ブルべ用なので耐久性重視でブラスニップルに。評判がよさそうなDT SWISS製に。ネジ止め剤が塗ってあります。

 

・工具

PWT プロフェッショナル リム センターゲージ WAG1930
ミノウラのより評判よさそうなので。保管場所取りますが使いやすかったです。

 

PWT スポークテンションメーター 

測れることは測れるし校正済みのハズだけど、自分のは個体差なのかテンションが少な目に出てるような? ショップのテンションメーターと一度比べてみた方がよさそう。使い物にはなります。

 

PWT スポークレンチセット 3.2/3.3/3.5mm SWSET スポークレンチ

3.2mmしか使いませんでした。

 

IceToolz(アイスツールズ) スポークレンチ 12J4/3.2mm ブラック

最終調整に使う、これが一番大事と言っても過言ではない工具です。詳細は制作編で記述しますが、これがないとスポークをキンキンに張るのは難しいです。

 

DTS エアロ スポーク ホルダー 1.0-1.3mm TOL39401

スポークホルダは色んな種類ありますがこれが一番使いやすいです。特にキンキンに張りたいならこれ一択。

 

振れ取り台はフロントだけなのでロードバイクを逆さにしてフロントフォークで代用することにしました。

 

手組ホイール制作&インプレ編に続く。