WISHBONE vs TOKEN THREAD FIT TYPE Ninja BB スレッドフィットBB比較インプレ

所謂プレスフィットBBの置き換えとして人気なBB86のスレッドフィットタイプのBB、ウイッシュボーン(BB86-SH)とトーケンのニンジャBB(BB841T-41)の比較インプレです。どっちがいいのか一言で言えば、トーケンのニンジャのノーマルでも十分ですよで話は終わってしまうのですが。

WISHBONEは実質6000kmで寿命が終わってしまいました。我慢して12000kmまで使ってしましたが、今思えばよくあのゴリゴリ状態で乗っていたなと。対してトーケンのニンジャBBは8000kmを超えましたが初期状態と変わらぬ滑らかな回転を維持しています。プレスフィットで発生しがちな異音は2012年モデルのTCR ADVANCEDの場合どちらも発生しません、ベアリング由来のゴリゴリ感は前述の通り6000km過ぎたあたりでウイッシュボーンでは発生していましたが。

ちなみに初期状態の手で回した時の回転抵抗はセラミックベアリングのWISHBONEの方が軽く、トーケンのニンジャBB(プレミアムベアリング・非TBTタイプ)は重たいです。重たいと言ってもシマノ純正プレスフィットのアルテグラぐらいで、よく言えば節度があるという程度です。この辺が気になる場合はTBTタイプのBB841T-41TBTを買えばよいかもしれません。私の場合はWISHBONEがあまりに短命だったので、また短命なら高いTBT買うのもなあとノーマルベアリング買いましたが、これだけトーケンの持ちがいいならTBTにすれば良かったと思いました。少しでもパワーロスは避けたいので。

まあともかく、WISHBONEは高い割に寿命が短すぎてトーケンのニンジャBBの圧勝ですね。恐らくスレッドフィットタイプの製品はWISHBONEが元祖だったので割と有名なんですが、後発のトーケンの方が圧倒的に出来がいいです。値段はWISHBONEが最も高く15000円、TOKENニンジャTBTが14000円、TOKENニンジャのノーマルベアリングが5300円程度。

WISHBONEもシールベアリングを日本精工など日本製にすれば長持ちするという説もありますが、最初から交換しなくても長持ちするトーケンの方がいいですよね。トーケンはBB86用とBB89.5用とBB92用が共通部品+専用部品を組み替えて使用するワンパッケージのものもあり、乗り換えの時に使いまわせるかもしれないのも利点です。

 

※その後追記

merida80.hatenablog.com

BBはセラミックではなく普通のベアリングが最適ではないかというのが現状の結論です。