ALEXRIMS ALX473 インプレ
ロードバイクのホイールをアレックスリムのALX473に交換しました。MERIDAのRIDE80ノーマルのいわゆる鉄下駄からの履き替えで、この価格帯で人気のカンパのゾンダやらフルクラムのレーシング3との比較はできませんがレビューしてみようと思います。
まずホイールを履き替えるにあたって色々調べたのですが、今の自分の用途+初めてのホイール交換ならそこそこの値段で軽いアルミクリンチャーが良いのかなという結論に達しました。最初は友達にシマノのRS80/RS81を勧められ、リムとスポークは9000系デュラエースの部品を使っている信頼のシマノ&ちょうど海外通販のWiggleで安くなっていたしRS81を買う気満々でした。ただ調べ始めると他にも候補が色々でてきて迷う・・・迷ってたところにアレックスリムのALX473が発売されたとのニュース。重量などスペックと価格を見る限りはかなり魅力的。アレックスリムは元々完成車によくついているOEMメーカー、というかRIDE80のノーマルもアレックスリム。そこそこ信頼性もありそうなところもポイント。
重量 | リムハイト | 値段 | |
ALEXRIMS ALX473 | 1400g | 30/30mm | 43718円 |
カンパニョーロ ZONDA C15 | 1596 | 24/30mm | |
カンパニョーロ ZONDA C17 | 1550 | 26/30mm | 39050円 |
フルクラム レーシング3 | 1550 | 26/30mm | 41023円 |
シマノ RS80 | 1516 | 24/23mm | |
シマノ RS81 | 1502 | 21/24mm | 47065円 |
のむラボホイール 1号 | 1525 | 30/30mm | 29000円 |
購入検討時に比較したのはこの辺の価格帯の軽量アルミホイール。実売は検討時のもの。今は変動してるかも。
もちろん軽いということは剛性や耐久性が犠牲になっている可能性もあるのですが、あまりの軽さと安さ、あと平地巡航にハマっているというのもあってセミディープリム30mmにも惹かれてALX473に決めました。
ネット通販で最初に届いた品物はブレーキング時にタッチに響くレベルの深めの傷がリムありました。ただ販売店に言うとすんなり交換してもらえたので代理店の対応は良いと思います。
改めて届いた良品を確認すると、リムテープは最初から貼ってあるので買う必要はありません。交換自体はスムーズに終了。リム外幅22mm・内幅17.4mmとノーマル鉄下駄より広くブレーキの再調整が必要なぐらい。スペーサーが付属しているのでメリダのRIDE80(コンポーネントはシマノ・クラリス2400系の8速)にもすんなり付きます。
リムがノーマル24mmから30mmになった関係で、チューブのバルブ長は今までの40mmでは空気がうまく入りませんでした。リムハイト30mmならバルブ長48mmのものが長すぎず短すぎずで、空気も入れやすくちょうど良い長さ。
ホイール交換後の外観。ホイール単体で見るとニップルが赤アルマイトだったり派手かなあと思ったのですが、装着してみると意外と自然です。派手すぎず地味すぎずといったところ。リムのレインボー部分が爽やかです。MERIDAのRIDE80はハンドルやクランク等がブラックアウトされているので、ブラックスポーク、ディープリムとよく合っている感じ。
きしめん状の黒いスポーク、赤いニップル。赤はキラキラして意外といいですね。青緑赤・・・レインボーカラーのワンポイントもなかなか良いです。
バイクを少し押してみて思ったのが・・・うるさい!ラチェット音がうるさいです。知り合いのゾンダと比較して同等かそれ以上のうるささ。漕ぐのをやめると派手目の高音系ンギィィィィィィ!音。個人的には嫌いじゃないです(笑)。音が大きいってことは抵抗が大きいのかななんて気もしますが、漕ぐのをやめてもそこそこ転がってくれて回転は滑らか。
乗ってみて・・・ノーマルのいわゆる鉄下駄との比較ですが、漕ぎだしが軽く~20kmまでの加速が気持ちいいです。加速が軽すぎて、もっと加速を求めて意味なくダンシング発進したくなるほどの楽しさ。以前はやっと30kmのったかという感じだったのに、気付いたら30km出てるってことは20~30kmの加速もきっと良いのでしょう。そして30km超えての伸びが明らかに違います。この辺は軽さが影響してるのか、25→30mmのセミディープリムになったことが影響しているのかは分かりませんが、とにかく伸びる。40kmなんて鉄下駄では限界感あったんですが、40km超えてもまだ伸びるかというワクワク感も凄い。
よく走る3kmの平地では、交換して初めてのライドで風向きはそんなによくなかったのにいきなりベスト更新。2回目、この時は以前のベストと同等ぐらいの条件だったと思うのですが、更に更新。ノーマルでは平均40.8km/最高46.4kmだったのが、ALX473では平均43.1km/最高48.2kmまで伸びました。
30mmのセミディープリムですが、思ったより風の影響が大きく煽られます。ノーマル鉄下駄の25mmと比べてちょっとの風でハンドルは取られるし、5mmぐらいでも結構変わります。また、自転車を立てかける時も以前より注意が必要です。
剛性感について。体重は60kg、装備品は写真の通りボトル一本・ライト前後・サイコン・パンク修理品とループロックを入れた小さめのシートバックと人間は軽量級&バイクも軽装ですがダンシングしてもしっかり進んでいきます。また、奥多摩のダウンヒルを走ってみたりもしましたが、コーナリング時も特に剛性の問題はないように思えます。
耐久性に関しては、このところ月間1000kmぐらいのペースで乗っているので、このペースを維持できれば数か月後に再度インプレしようかと。耐久性が不明なところを除けば今のところ文句なしで買って良かった!って感じですね。軽い・安い・カッコイイ、そして何より漕ぐのが楽しい! オススメできるホイールです。
・・・数か月の短期間でALX473からALX473EVOにマイナーチェンジしてしまったようです。1400gから1460gと若干の重量増と引き換えにラージ&ワイドフランジで横剛性と回転性能がよくなったようです。マイナーチェンジ前のALX473でも横剛性や回転性能に特に不満は無かったのですが、更によくなっていると言われると気になりますね。