Helium SLX ロードバイク組み立て その2 カーボンフォークのコラムカット

TCRの時は中古で買ったフレームでカット済だったので無かった作業。パイプカッターか糸鋸・金切のこぎり等で切ります。恐らく最近のカーボンフロントフォークであればパイプカッターでもカーボン積層は剥がれたりせずにカットできそうなのですが、念のために実績のある金切りのこぎりでやることにしました。店に頼んでも一般的に工賃3000円程度でそんなに取られないとは思うんですが、もう一度カットする必要がありそうなのとシートポストも切る機会がありそうなので自分でやることにしました。取り敢えず工具を揃えていきます。

まずノコギリ。ゼット販売の、Z ハイスパイマン P1.4 金属切断用鋸 08104。金属切断用ですがカーボンも切れます。amazonのレビューでカーボンフォークのコラムカット報告多数でこれにしました。シートポストやハンドルにも使えそうです。

ソーガイドはギザプロダクツのものを。バイクハンドやトピークからも出ていますが、一番安くamazonレビューでコラムカットの実績多数でこれに。ソーガイドがあると簡単にまっ直ぐ切れます。こちらもシートポストやハンドルにも使えそう。スペーサー無しの位置で切るのを漢切りというそうですが、ソーガイド無しで切るのを漢切りという説もあるようです。前者の漢切りはともかく、後者の漢切りは鋸の扱いに熟練してないとガタガタな切断面になってしまいそうです。

TCRの時と同じぐらいの落差にするなら計算上はスペーサー無しの漢切りでちょうど良いポジションになるのですが、実際乗ってみて違う場合もありそうなので後悔しないように2cm残すことにしました。コラムカットのメリットはエアロ効果と軽量化、デメリットは一度切ってしまうとハンドルを高くできなくなることです。ポジションが決まってから必要であればさらに切ればいいでしょう。ということで、トップキャップボルトがプレッシャーアンカーを持ち上げる分の3mmを計算に入れてステム上に17mm余分のある長さで切ります。

ギザプロダクツのソーガイダーには万力に固定するツバがついていますが、万力無しで手で抑えてでもカットすることはできました。カーボンの積層が剥がれないように切断する場所にセロテープを巻いて切る予定でしたが、ど忘れして何もなしで切断。特に切断面が荒れたりカーボンの積層が剥がれたりはありませんでした。樹脂で一体感のある感じ?で固まっているタイプのカーボンフォークであれば、それ程気を使う必要は無いのかもしれません。とは言っても巻くことのデメリットは無いので巻いた方がいいでしょうね。

切断面を棒やすりで少し整えて、瞬間接着剤を塗りました。切断面は綺麗で樹脂で固まってる感があり、カーボンの積層が剥がれてくることは無さそうで必要ないかとも思ったのですが念のため。ジェルより液状の瞬間接着剤が適しています。乾いたら完成。やってみると工具を揃えて位置決めを慎重にやれば、それ程難易度の高い作業ではありません。一回切ると長くはできないので、その点だけは注意です。後からの追加切りは1cm単位でも、0.5cm単位でもできそうです。