次期普段使いホイール選定 その1 クリンチャー vs チューブレス vs チューブラー

200kmブルベを走り終えての帰り道。どっぷりと日は暮れて夜の道を家路について走っていました。見慣れた風景、もう家は目と鼻の先だ。そう思ったら急にテンションが上がってきて、残りの全力を使ってダンシングでフル加速。このまま家まで行ったるゼ!そう思った瞬間、ガコッっと前輪に衝撃。崩れるバランス。うわわ危ない!と立て直して何とか事なきを得ましたが、前輪はパンク。そういや暗くて見えにくかったけどこの辺には反射板があったわと反省しつつ、そのまま自転車を押して帰宅したのでありました。

帰宅して前輪を確認すると、リムの片側の一部がが若干凹んでいるのを確認。やっちまいました。パンク修理して走ってみると別に普通に走れるけど、若干ブレーキにひっかかりがある。ALX473の名誉の為に言っておくと、リムの強度が無いとかそういうことではないです。ダンシングでフル加速を始めて車体を傾けた直後、前輪に割と荷重がかかった状態で思いっきり反射板に乗っかってしまった。恐らくリムの片方にだけ反射板の出っ張りがぶつかってしまったのでしょう。それまで車体直立で通常の前後加重配分で今まで凸凹踏んだり段差超えたりしても何ともありませんでした。完全に自分の不注意。というか何であのタイミングで全力ダンシングしようと思ったのだろう? アホですな。まあそんなわけで気に入っていたALX473なのですが、気持ちよくブレーキングできないし、スピードが出る時もあるし命を預ける乗り物なので新しいホイールを買うことにしました。

以前迷った同価格帯のゾンダやRS81やレー3あたりも考えたのですが、どうせならALX473より軽いのが良い。とか考えつつ色々物色していたら、チューブレスやチューブラーという選択肢も出てきました。まずクリンチャーにするのか、チューブレスにするのか、チューブラーにするのかについて考えてみます。


まず、転がり抵抗・重量・乗り心地・パンクしにくさの比較。

転がり抵抗の少なさ
クリンチャー(軽量チューブ)>チューブレス>チューブラー>クリンチャー(一般的なチューブ)

重量面のアドバンテージ
チューブラー(シーラント無し)>チューブレス(シーラント無し)>クリンチャー>(シーラント有り)

乗り心地
チューブレス>チューブラー>クリンチャー

パンクしにくさ
チューブレス>チューブラー>クリンチャー


続いて、それぞれの特徴など。

・クリンチャー
チューブを入れ替えるだけでパンク修理可能。
パッチでパンク・タイヤ共にパンク修理可能。

・チューブレス
ビードを上げるのが大変。
(マヴィックのUSTは動画で見る限り慣れれば簡単?)
上手く取り付けないと空気漏れしやすい。 シーラント使用で防げそう。
チューブを入れてのパンク修理も可能。パッチでの修理も可能。

・チューブラー
予めタイヤを伸ばしておいたり、スペアタイヤを嵌めにくいコンチネンタル以外にすれば外での交換もできそう。
パンクしてもすぐには空気は抜けない。
致命的な破裂でなければクイックショットなどでパンク応急措置可能。


・・・結論から言ってしまうとクリンチャーにすることにしました。決め手はロングライド好きだし、家まで帰還できるのが一番大事。クリンチャーならスペアチューブだけでなくパッチの枚数分だけ何度も修理できて、修理も簡単。慣れればチューブレスやチューブラーのパンク修理も簡単と言いますが、仮に慣れたとしてもその辺で普段使いはクリンチャーが良いと思いました。まあ2万km走って一日に二度パンクしたのは2回だけで、チューブレスやチューブラーならクリンチャーよりパンクしにくい事も考えれば一日二度は滅多にパンクしないとは思うんですけどね。でも万が一、それがPBPの時だったら悔やみきれません。

重量面も普段使いと言う観点からすればパンク防止にシーラントは入れるわけですが、この時点でクリンチャー(いま普段使いしているのは軽量ブチルチューブ)の方が軽い。加えて携行するスペアタイヤとスペアチューブの重量差も考えれば更にクリンチャー優位。

というわけでクリンチャーに決定したわけですが、クリンチャーホイールの何にしよう? (つづく)