ロードバイク組み立て その13 ~チェーン取り付け~
まずはチェーンを適切な長さにカットするわけですが、シマノのマニュアルは「アウター×トップでガイドプーリー・テンションプーリーが垂直に並ぶ」となっています。マニュアル通りでもいいと思うのですが、自分はこのページに必要情報を入力して大体の見当を付けてみました。前後スプロケット芯間距離はメーカーのHP等のフレームサイズの場所を見れば載っています。TCR ADVANCED 0は405mmで、108コマと出ました。このコマ数でカットしてみます。諸事情で後で106リンクも試したのですが、結局108が適正リンク数だったので大体は合ってる数値が出てくるようですね。
チェーンは失敗してもやり直ししやすそうなミッシングリンクにしてみました(但しシマノのミッシングリンクは再使用不可です)。
チェーンカッターはトピークの携帯用Mini 18+にしてみました。携帯用でも使い勝手はそう変わらないとのことで、出先でチェーントラブルに対処できたら便利だと思ったので。でも2万km以上走ってチェーントラブルは一度もないので杞憂かもしれません。ミッシングツールはバイクハンドにしてみました。問題なく使えるのですが、ミッシングリンクを嵌める時に広げる方向に力を入れないといけないのがやややりにくいです。付ける時も嵌める時も握り込む(挟む)方向に力を入れればよい良いシマノのクイックリンクツールの方がお勧めです。
次にチェーンを通すわけですが、シマノのマニュアルより。
http://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-RARD001-02-JPN.pdf
自分は最初、右のダメな通し方をしてしまいました。これでも普通に変速するし走れるのですが、ミッシングリンクがリアディレイラープレートのピンを通るたびにカタン、カタン、と音がして抵抗のある状態になってしまいます。左の通し方をすると異音は発生せず問題は起こりません。
PWTのチェーンフック。あった方が便利です。
CN-HG901-11s-116L-Qは116リンクなのですが、これはミッシングリンク込みの数。108リンクなら8個減らしてやればOKです。携帯用のアレンキーでもピンを押し出すことができます。チェーン取り外し用工具から回転させるフラットブレードで力がかかりやすく十分実用できます。
ミッシングリンクの取り付けは上でも書いた通りバイクハンドの工具は少しやりにくいのですが、まあ力技でなんとかなります。前後ブレーキをかけて一踏みするというやり方もあるようです。
これでようやくロードバイクらしい形になりました。残すはワイヤー類の調整だけです。(つづく)