ロードバイク組み立て その2 ~フレームは GIANT TCR ADVANCED 0 2012年モデル~

f:id:merida80:20180125174709p:plain

勢いで落札してしまったフレームはジャイアントのTCR ADVANCED 0。素材は東レT-700カーボン、弾性は24T相当。今はエントリークラスのカーボンフレームに使われる素材で、当時のインプレを読むと抜群の剛性感で反応が良い等々といった感じですが、今でいうと柔らかい方になってしまうのかもしれません。重さはフレームは990g、フォークは365g。サイズはXS。アルテグラ6770(Di2)完成車の重量は7.4kg、同じフレームでスラムForce10速だと7.2kg、5700の105だと7.9kg。ジャイアント完成車のノーマルホイールP-SL1(1775g)と手持ちのアレックスリムALX473(1400g)の重量差を考えると、コンポによっては7kg切りのバイクを作る事もできそう。バッテリーは外付け式ですが、電動にも紐の機械式にも両対応のフレーム。

買った決め手は安くて程度もまあまあ良さそうで、軽くてサイズが合っているというところ。今のメリダRIDE80は47cmサイズでしたがもう一つ下の44cmでもよかったかなという感じ。多少小さくてもステムを伸ばせば何とかなりそうだし、小さいサイズの方がより軽いだろうしワンサイズ落としてみようかなと。T-700カーボンと柔らか目かもしれないのもブルベなどロングライドも多そうなのでむしろ好都合。2012年モデルと古めのですが、このフレームで直近のアマチュアレースで上位に食い込んでいる人もいるので戦闘力もありそうです。見た目は造形も色も全く好みではありませんし、やっぱりジャイアントはダサいなとか思ってしまいましたが、とにかく軽くて安けりゃ何でもいいんだという気分だったので買ってしまいました。ブスだけど性格よさそうなので付き合い始めましたみたいな感じで(笑)。

届いたフレームを手に取ってみると軽い!作りも、今乗っているアルミのエントリーモデルであるメリダRIDE80と比べると細いところは細く太いところは太くてレーシー。これは買って良かったと思いました。細かく見てみると、名前こそTCR ADVANCEDでオールラウンドモデルなハズなんですが、後ろ半分だけはちょっとエアロです。前半分を見るとダウンチューブは横に太く剛性ありそうですがエアロ要素はゼロ。後ろ半分を見るとシートポストはカムテール形状でひらべったく、シートチューブはタイヤに沿った形でエアロのはしりという感じ。この翌年にジャイアントはエアロロードのプロペルを発売、その後にモデルチェンジしたTCRはエアロ色が薄れて全身オールラウンドに戻っています。過渡期に生まれたちょっとだけエアロな不思議なオールラウンドモデル。元々、次のバイクはエアロロードにしようと思ってたけど軽さを求めてやめたぐらいなので、半分だけエアロな中途半端な感じはちょっとだけ気に入りました。(つづく)