2018/3 月間走行距離

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距離1328km、高度11228m。今月は風邪に終わって風邪に終わった感じでライド数は16と少な目。フルに走れればもっといったのにな~。ロードバイクに乗るようになってからどうも風邪ひきやすくなっているようなのだけど、相関はあるみたい。筋トレすると免疫が落ちて風邪を引きやすくなるらしい。4月は日が長くなるので、もうちょっと登りたいなあ(距離より高度・笑)。

ロードバイク組み立て その9 ~内装式ケーブル&ケーブルガイド配線 掃除機の登場~

ロードバイクの組み立て方について調べていて、一番面倒臭そうだと思ったのが内装式ワイヤーをフレームに通す作業。ヤフオクで買ったTCRアド0フレームにはケーブルライナーは付いていません。シフトケーブルについてはフロントもリアも外したBB周りに手を入れれば簡単に配線できそう。問題はブレーキケーブル。適当にツンツンしてみるも、出口からは出てこない。穴の形的にピンセットとかでつまむのも無理。これはもう、アレの出番ですね。掃除機と紐。ワイヤーの先に紐を結びつけて、掃除機(マキタのハンディクリーナー)で出口付近を吸ってやると…角度を変えつつ負圧が最大減かかるように吸って吸って吸ってやると・・・でてきました。でてきた時はちょっと感動。ワイヤーから紐が外れないように入口側からワイヤーを押しつつ出口側から出た紐も軽~く引っ張ってやると・・・ワイヤーがでてきました。デュラエースのポリマーコーティングされたケーブルは滑りやすく、結んだ糸が外れやすいので注意です。こんな時も流石デュラエースだな~とか思っちゃいます。

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これで最難関クリアか・・・とホっと安心するも束の間。よく見たら細い!これシフトワイヤーじゃないか。ということで気を取り直して、今度こそブレーキワイヤーを通します。ブレーキワイヤーはシフトワイヤーより滑りやすいのか、結んでも上手くいかないのでガムテープで付けてみました。

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何度かチャレンジしてようやく通す。これでやっと終わりか・・・と思いきや!実は内装式ワイヤーを通すのが超面倒臭そう&最難関っぽいので、一番最初に突破しておこうと思ってやっちゃったんですよね。一番最初にやってしまってはダメなんです。タイコをSTISTI~フレームへのアウターチューブに先に通しておかなければなりません。アウターチューブに通すということはアウターチューブを適切な長さに切って配線しておく必要があり、その為にはアウターチューブの受けとなるSTIを固定しなければならないし、ということはポジションもある程度決めておかななくてはなりません。そんな間違いを犯したので、その5 その6の冒頭でポシジョン決め(STI固定)⇒アウターチューブ配線⇒ケーブルを通すという手順について書いたんです。こんな間違いはロードバイク初組み立てじゃないとする人もいなそうですが一応。

3回目のチャレンジは何故か一度うまく行ったガムテープでは紐が外れてしまってなかなか通らず、ケーブルインナーキャップの径が太い部分を切って(切らないと穴に通りにくい&糸に負圧がかかりにくい)ケーブルと紐を締めてしっかり固定して、やっと通りました。ほんとデュラのポリマーケーブルは滑りやすくて、結んで固定してもガムテで固定しても糸が外れやすい。まあ滑りやすいなら操作する時は軽くなるだろうし、そこは期待しましょう。インナーキャップ方式も万能ではなく、固定はしっかりできるけど負圧がかかりにくく糸を吸い出しにくかったり、入口と出口にひっかかりやすくクリアランスがギリギリだったりはします。

成功率を重視するなら細い針金に糸を結び付けて掃除機を使って通して、針金にケーブルライナーを被せてから針金を引き抜いて、その後でブレーキケーブルなりシフトケーブルを通すのが確実でしょうね。掃除機でやる時の問題は糸の固定と入口出口のクリアランス。針金方式なら糸も確実に固定できるし、クリアランスも問題なく負圧がかかりやすい。どの道、次の交換では掃除機のお世話になりたくないからケーブルライナーは買わなきゃいけなくなりそうだし。もし次にケーブルライナーが無いフレームでロードバイクを組み立てることになったら針金方式でやります。というか、めっちゃ面倒だったので次のフレームはワイヤー外装式のIZALCO MAXにしたいですね。

結局3回も掃除機で糸を吸い出してブレーキワイヤーを内装式フレームに通したわけですが(笑)、まあともかく無事通すことができました。(つづく)

2018/2 月間走行距離

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距離1361km、高度10181m。Cycling Distance ChallengeとCycling Climbing Challengeの両方クリアは初。月間獲得高度の1万m超えも初。ちょっとでも時間が空いていたら走って、2月は天候2日+風邪1日の3日しか休まずちょこちょこ稼ぎました。

自転車の良いところは、乗ろうと思えば平日でも乗れるし、夜に予定があったりでも乗れるところ。バイクの場合はまずサーキットに行かなければいけなかったりでそうもいかなかったので、思い切り乗れるというのはある意味ストレスフリーです。それと思ったのが、自転車乗りって坂好きが意外と多いんだな~と。距離より登る事を重視したのに、高度の順位の方が下なんですよね。自分もいつの間にか坂嫌いから坂好きになってますけど(笑)。

ロードバイク組み立て その8 ~シフトケーブル&ブレーキケーブルのアウターチューブ配線~

要は操作性を妨げないように配線すればいいわけですが…操作性とは? ハンドリングとシフトチェンジ。

・なるべく緩いRを描くようにする
キツいRの部分ができてしまうと、そこが抵抗になってSTIをレバーを引いた時にケーブルの動きが重くなってしまうことがあるようです。ハンドル周りは小さなRで急角度な取り回しになってしまうハンドルの内側ではなく、大きなRを描ける下側を這わせるように配線。クラリス2400のような触覚タイプだとケーブルがストレートに出るのでこの辺の心配はないのですが、触覚タイプでないティアグラ・105・アルテグラデュラエースはこの辺気を付けた方がよさそうです。トップチューブからリアブレーキキャリパーへのアウターチューブは市販車の状態を真似して軽く「へ」の字になるようにしました。

・長すぎず短すぎず適正な長さ&アジャスターはハンドルを切っても直線的な位置に挟む
短すぎるとハンドルを切った時にアウターの受けからすっぽ抜けてしまう。長すぎれば野暮ったいし空気抵抗にもなる。長すぎず短すぎずの適正な長さになるようにアウターチューブを切断。ケーブルアジャスターはハンドルに近い側で、ハンドルを切ってもアウターチューブが直線的なままでいてくれる位置に挟む。アジャスターもフレームの受けも嵌っているだけなので、急角度な位置に挟むとすっぽ抜けやすくなります。2012年式のTCR ADVANCEDは、このモデルからケーブルがフレーム内装化した黎明期のモデル。ちょっと最近のモデルに比べるとケーブルの取り回しに無理があるようで、特にその辺気を使う必要がありました。アジャスターも最近の嵌りが浅い小さいものではなく、嵌りが深いこの年式のものを使わないとダメな模様。結局、前後共にアジャスター無しで組んでしまいましたが、9100デュラの場合はリアだけでなくフロントにもケーブルアジャスター機構が付いているので特に問題ないようです。

・切り口は綺麗に
まず工具が無いので、評判が良かったツノダのワイヤーカッターWC-200を買いました。切り口は棒やすりやリューターで整えた方がよいとの説も見かけたのですが、手持ちの棒やすりを使っても金属部分が削れる気配がしません。リューターは持っていない。これは一撃で切るしかないということでチャレンジしたら、シフト側はまあ何とかなりました。一気に力をいれすぎず、かと言ってグニグニやりすぎてもダメで、絶妙な?力の入れ具合でスパっと。まあまあの切り口ができました。中のチューブが潰れていたら抵抗になる以前にワイヤーが通りにくいので目打ちなどで戻しておいた方がいいです。問題はブレーキ側。シフトよりも厚い金属の筒で包まれているので、すんなりいきません。まず切断したいあたりの一番外のゴム被膜に切り口をいれて剥ぎ取ってしまって、その後で金属の筒の螺旋状になっている溝に刃を入れてスパっとやると上手くいきました。一撃でできる範囲で綺麗に切っただけで特に切り口は整えませんでしたが、後で組み上がった状態ではワイヤーの引きは満足のいくレベルの軽さで仕上がりました。

・ハンドルにしっかり固定
しっかり固定しないと変速時やブレーキング時にダイレクト感が出ないということで注意してやりました。固定するテープはビニテでも良いとか、ビニテは熱で変化してベトベトになるからプラスチックテープが良いとか、調べると色々でてきたのですが、評判の良かったDIXNA(ディズナ)のケーブルストッパーテープを買ってしまいました。固定もしやすいし、後で一度バーテープを巻き直したのですがバーテープを剥がす時も、またケーブルストッパーテープを剥がす時もベト付きは皆無。しっかり固定もできているようだし、これは便利でした。

・アウターチューブが擦れそうな位置に保護テープ
ハンドルが切れる時に擦れそうなリアブレーキへのアウターチューブが通るヘッド横あたりに3Mの表面保護テープを貼っておきました。以前のメリダは車体のワンポイントと同じ色の白ビニテだったのですが、今回は位置とデザインを考慮して透明テープで。

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さて、次は最難関(?)の内装式ワイヤー配線です。そろそろブレーキにワイヤーを固定する段階、鉄下駄は15Cで装着予定のALX473は17C。幅が違うので、ホイールもメリダから移植して完成仕様に。鉄下駄を履かせた時はTCRアド0には銀輪が似合うなと思いましたが、黒スポークも履かせてみるとまた似合いますね。イケメンは何でも似合う。やっぱり次のホイールはカーボンチューブラーにしようかな?(つづく) 

 

King TTC ワイヤーロープカッター WC-200

King TTC ワイヤーロープカッター WC-200

 
DIXNA(ディズナ) ケーブルストッパーテープ

DIXNA(ディズナ) ケーブルストッパーテープ

 

 

ロードバイク組み立て その7 ~フロント&リアブレーキ・リアディレイラー取り付け~

ブレーキの取り付けは特に迷うことも無いと思います。後でワイヤーを取り付けてから微調整でセンター出しをするとして、大体のセンターを出して取り付けておきます。

ここで突然ですが間違い探し。 

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・・・どこがおかしいでしょう?f:id:merida80:20180213181544p:plain

 ブルベ装備からチョイ乗り装備になってたりしますが、正解はこちら。ちょっと分かりにくいので拡大してみます。

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左が正解で右が間違い。リアのディレイラーの取り付け方が違ってます。マニュアル見るなり、完成車の画像を確認すればよかったのですが、間違った付け方でも良い感じにディレイラーハンガーに嵌って付いてしまうんですよね。しかもフロントがアウターであれば11速、何の問題もなく変速できます。というか、間違えた状態でデュラエースの変速はクラリスと違ってカッチリ&サクサクしててすげえ!とか思って乗ってました。インナーでもテンションのかかった状態であれば問題なし。ただインナー×ローギア方面で足を少しでも休むとチェーンがたるんでチェーンステーに当たってしまいます。チェーンが長いのか?と思ってチェーンを108から106コマに短くすると、今度はテンションがかかりすぎてフロントがアウターの時にリアディレイラーが動かなくて変速不能に。結局チェーンを元の長さに戻すしかなく、結果キャパシティ(ディレイラーで対応できるフロント歯数差+リア歯数差)がR9100のカタログ数値35Tよりもだいぶ少なくなってしまうという感じ。フロントインナー×リアローギア方面って使う組み合わせじゃないし、組み上がったのがブルベ前日だったりでもうういいやでブルベ+αで250km以上走って、翌日にやっぱりこれは変だなとマニュアルを見たり完成車の画像を調べてようやく間違いに気付きました。クラリスでもカタログ通りのキャパシティー37T(フロント50×34、リア11-32T)カバーできていたので、デュラエースでもカタログ通りの35T(フロント50×34、リア11-30T)をカバーできないわけはないですよねえ。

 ちなみに間違った付け方の方が変速自体はキビキビしてたような? フロントシングルなら間違った付け方の方がいいかもしれません。シマノ規定の付け方ではないので何が起こるか分かりませんけど。(つづく)

ロードバイク組み立て その6 ~フレーム内装式ケーブルガイド配線~

アウターチューブを配線するためにポジションを大体決めたのですが、アウターチューブを配線するためにはアウターチューブの受けになる部品を先にフレームに取り付けておく必要があります。フレーム側の受けになるグロメット、コンポ側の受けになるフロント&リアブレーキ、リアのディレイラーです。

2012年式のTCR ADVANCEDはシフトケーブルについてはフレーム内にチューブ(ガイド)が付いていて、ブレーキについてはグロメットのみでフレーム内のガイドは無し。TCR ADVANCED 0は元々電動式の部品しか付属していなかったので、機械式用の部品を注文。シフトワイヤーストッパー(TCR-ADV-3x CM245 D5.5 DER)を二つ、シフトワイヤーストッパー(TCR-ADV-3x CM245 D6.5 DER)を一つ。これは長さが違うだけでしたが、どこにどう使っても足りてしまって余った分を切るようで、適当に取り付けました。

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BBを取り外しておけばBB周りに手を入れられるのでそんなに苦労はないです。ただこの時気を付けた方がいいのが、なるべくチューブを折り曲げない方がいいです。折り曲げると後々シフトケーブルが通りにくくなります。とは言っても全く折り曲げないで配線するのも難しいので、折れ曲がったらちょっと直しておくと、後で多少通りにくくてもツンツンすれば通るぐらいにはなります。シフトケーブルが通りにくかったら、その時に通しながら直してもOK。まあ折れ曲がったとしても一度ケーブルが通ればSTIの引きが重くなるとかそういうのは無かったので、折れや潰れがあったら直しておくぐらいでいいでしょう。

フレーム内にガイドがあれば後でシフトワイヤー交換する時も楽かなとは思ったのですが、フロントディレイラーへのガイドはワイヤーが通りにくいし、リアディレイラーへのガイドはBB下で2分割になっていてガイドが動きやすかったりで、ワイヤー交換は外装式に比べると大変そう。下手したらBB取り外す必要がありそうです。プレスフィットBBをやめてウイッシュボーンにしたからまだマシですが、ウイッシュボーンであってもちょっと面倒くさいです。

ブレーキケーブル(TCR-ADV-3x CM247B BRAKE CABLE)×2はフレーム内のガイドは無いのでフレームに取り付けるだけです。その他、シフトワイヤー Di2 CIRCLE (D10 H3.6)PLUG TOPを機械式では使わなくなったトップチューブ裏の穴に取り付け。(つづく)

ロードバイク組み立て その5 ~ポジション決め~

2012年型のTCR ADVANCED 0フレームはシフトやブレーキのケーブルが内装式(内蔵式?)フレーム。TCRはこのモデルからケーブルが内装式になったようです。まずフレームにケーブルを通してしまおうと思ったのですが、ケーブルを通すにはアウターチューブを先に配線しておく必要があり、アウターチューブを配線するにはSTIからハンドルにアウターチューブを這わせる必要上、先にポジションを決めておく必要があります。ポジションを決めるなら取り敢えず自転車の形にしないとということで、余っているメリダRIDE80の鉄下駄を履かせてみました。また、前回取り付けたBBはフレーム内に配線する際にBB周辺に手を入れる必要がありそうなので一旦外しました。

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  ・・・もしかして、カッコイイ? フレーム単体では何とも思わなかった(むしろダサい)のですが、自転車の形にしたら急にカッコよく見えてきました。ジャイアントはダサいとか言ってゴメンなさい。車体がシルバーだからか、銀輪の鉄下駄がよく似合います。とにかく軽くがコンセプトだったので1140gのICAN中華カーボンチューブラーホイールでも買おうかと思ってたのですが、銀輪で軽いホイールとなるとアルパインのライトニング限定モデルもいいなーとかカスタムプランの妄想も勝手に膨らんできます。

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  何気に多分フロントフォークの裏とかチェーンステーの裏に入っている水色っぽい青が差し色になっていてイイのかも。写真には写ってないけどダウンチューブの全面にも入ってます。シルバー×青って実は合う組み合わせで、motorcycleの方のバイクの世界でもよく使われていたり。

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 左:フレディ・スペンサーのホンダCB750F 左:ドカティ900SS

この差し色の水色を生かしたくなってきて、バーテープは黒にする予定を変更して水色を注文。評判が良かったのと店でサンプルを触って良さそうだったLIZARD SKINSのDSP2.5(1.8/2.5/3.2があり中間の厚み)にしてみました。メジャーリーガーがバットに使ってたりもするそうです。カッコよく見えてきたらテンションが上がってきて、面倒臭いなと思ってた作業も急速に進みはじめました。実はフレーム買って3カ月放置してました(笑)。軽ければ何でもよいんじゃ~!で組み始めましたが、やっぱりロードバイクは見た目大事ですね。

ポジション決めと言いつつ、あまりのカッコよさにTCRアド0のカッコよさばかり語ってポジションについては何も書いてませんでした。下ハンを路面と並行、ブラケットのゴムカバー上部も路面と並行にしてみました。ポジションを弄るとバーテープ巻きなおし&アウターチューブ固定もやり直す必要があるので慎重に決めた方がよさそうなのですが、乗ってみないとよく分からない感じがするので取り敢えずはこれでいってみることにします。ポジション決めの時に思ったのですが、R9100のSTIは小さいし軽いしビックリしました。使う前から凄味を醸し出すとは流石デュラエースです。(つづく)